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【イラストレーターの便利な機能】変形パネルについて

Illustratorの変形パネルについてご紹介します。

変形パネルでは、オブジェクトの位置やサイズを数値で指定出来ます。「アートボードの左端から○○ミリのところにオブジェクトを配置したい」、「オブジェクトの横幅を○○ミリに変更したい」というように決まった位置やサイズにしたい時に便利です。

変形パネルは、メニュー→「ウィンドウ」→「変形」で表示されます。

変形パネル

 

イラストレーターの基礎知識

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アートボードに対する位置と移動

パネル左側には、選択したオブジェクトの基準点とアートボードに対する位置(X座標値・Y座標値)が表示されます。

基準点

上下左右や中央の9つの四角があり、オブジェクトのどの位置を基準とするかを選びます。

X座標値、Y座標値

オブジェクトの基準点の座標値が表示されます。基準点を変えると、座標値も変わります。X座標値とY座標値の原点(0の位置)は、デフォルトではアートボードの左上になっています。X座標値はアートボードの左端からの位置、Y座標値はアートボードの上端からの位置です。ボックス内に数値を入力すると、その座標値へオブジェクトが移動します。

また、現在表示されている数値の後ろに四則計算の記号(+-*/)と数値を入れて移動先の座標値を計算させることも出来ます。「+(プラス記号)」と数値を入れると、数値の分だけX座標値の場合は右へ、Y座標値の場合は下へ移動します。「−(マイナス記号)」と数値を入れると、数値の分だけX座標値の場合は左へ、Y座標値の場合は上へ移動します。

なお、選択したオブジェクトがアンカーポイント1つだけの場合は、パネルの表示は下の図のようになり、X座標値やY座標値の移動が出来ます。

 

原点の変更

原点は任意の位置に変更することが出来ます。
方法は以下のとおりです。

1 定規を表示します。
メニュー→「表示」→「定規」→「定規を表示」でウィンドウの上部分と左部分が定規になります。

2 定規の左上を、新たに原点にしたい所までドラッグします。

3 ドラッグした位置が、原点(定規の「0」の位置)になります。
既に配置しているオブジェクトは、座標値が変わるだけで実際は移動しません。

 

原点をデフォルト(左上)に戻したい時は、定規の左上をダブルクリックします。

 

またデフォルトでは定規が「アートボード定規」となっているため、アートボードが複数ある場合、選択されているアートボード毎に左上が原点となります。原点の変更を行なった場合は、選択されているアートボードのみ変更されます。

アートボード毎ではなく、ウィンドウ全体で一つの原点(定規)にしたい場合は、メニュー→「表示」→「定規」→「ウィンドウ定規に変更」で、変えることが出来ます。

 

オブジェクトのサイズと変形

パネル右側のW(幅)・H(高さ)数値ボックスは、オブジェクトのサイズを表示します。数値を入力することにより、サイズを変えることが出来ます。基準点を選ぶことで、どの方向へサイズを変えるのかを指定することが出来ます。

 

また、右側の「縦横比を固定」をクリックすると、WとHの数値ボックスが連結される印がつき、縦横等倍に変形することが出来ます。この場合は、WかHのどちらか一方の数値を変更すると、もう一方の数値は等倍になるように自動的に変更されます。

 

パネル右上をクリックしてオプションを表示することにより、線幅と効果も拡大縮小するか、パターンを変形するかを指定することが出来ます。

 

その他

回転・シアー

パネル下部の「回転」及び「シアー」は,数値ボックスや右のプルダウンリストから角度を指定することにより、回転又はシアーが出来ます。どちらも基準点を元にして変形されます。オブジェクトを変形した後は角度の表示が0に戻り、変形した角度は記憶されません。

ピクセルグリッドに整合

オブジェクトの境界をピクセルグリッドに合わせる場合はチェックを入れます。この部分はオプションなので、表示されていない時はパネル右上をクリックし「オプションを表示」にすると表示されます。

パネルオプション

パネル右上をクリックすると各オプションが表示されます。

パネルオプション

オプションを隠す(又はオプションを表示)
「ピクセルグリッドに整合」の項目を隠す(又は表示)」します。

水平方向・垂直方向に反転
基準点を元にして各方向に反転します。

線幅と効果も拡大・縮小
オブジェクトを拡大縮小した時に、線幅と効果も拡大縮小する場合はチェックを入れます。

新規オブジェクトをピクセルグリッドに整合
チェックを入れた後に作成されたオブジェクトは、ピクセルグリッドに整合されます。

オブジェクトのみ変形・パターンのみ変形・オブジェクトとパターンを変形
拡大縮小、回転、シアー、反転をした場合の、オブジェクトやパターンの変形の仕方を選びます。

シンボル基準点を使用
オブジェクトがシンボルの場合、通常の基準点ではなくシンボルの基準点を使用する時に選びます。

シンボル基準点を使用した場合

 

単位について

変形パネルの単位はドキュメント作成時に選んだ単位になっていますが、他の単位にしたい場合は、メニュー→「Illustrator」→「環境設定」→「単位」の「一般」で変更することが出来ます。単位の変更をすると、変形パネルだけでなく全ての単位が変更されます。

また、変形パネルの数値ボックスに入力する際に、任意の単位(px、ptなど)も含めて入力すると、現在の単位に換算します。

 

イラストレーターの使い方講座

イラストレーターの基本操作から応用まで、実際の画面をもとに機能説明、操作方法を解説しています。

No.記事タイトル
1ペンツールで直線を描く
2ペンツールで曲線を描く
3図形を描く(基本ツール)
4ドローイングツールの使い方
5カラーについて
6グラデーションについて
7テキストツールについて
8ブレンドツールの使い方
9変形ツールの使い方
10パスファインダーの使い方
11整列パネルの使い方
12スポイトツールの使い方
13シンボル機能の使い方
14Illustratorの効果について
15画像の配置(挿入)について
16線(罫線)について
17クリッピングマスクについて
18段落パネルについて
19スレッドテキストについて
20テキストの回り込みについて
21レイヤーについて
22いろいろな選択機能について
23スウォッチについて
24タブについて
25アクションについて
26アピアランスとグラフィックスタイルについて
27エンベロープについて
28グラフについて
29変形パネルについて
30文字スタイルと段落スタイルについて
31合成フォントについて
32ライブペイントについて
33「オブジェクトを再配色」について
34パスのいろいろな編集機能について
35遠近グリッドについて
36ライブトレース(画像トレース)について

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