この記事では、色彩検定の試験日・試験内容・合格率についてまとめています。この資格に関心がある皆さま是非参考にしてください。
この世界に溢れる「色」。私たちの感性を刺激する「色」は洋服やインテリア、建築物などあらゆるものに使われています。『色彩検定』では一般の普通教育ではほとんど学ぶ機会のない「色」についての専門的な知識を学ぶことができ、「色」の基礎から、配色技法まで幅広く学習することができます。これまで個人の感覚に頼る程度でしか認識することのできなかった「色」を理論的にとらえることができるため、デザイン系や服飾系、また建築関係の仕事にも適用できる資格となっています。
そのため、資格取得を目指す方も多く、SNSなどでも様々な声が聴かれます。
色彩検定一級合格したー!✨
やったぜ!«٩(*´ ꒳ `*)۶♪ pic.twitter.com/eUJ6kclTY2— MOZUのお絵かき (@mozu_oekaki) January 31, 2020
まみです🐰💖
今度実家がお引越しするのですが内装とインテリアの相談に私もついて行きました(*'▽'*)!
カーテンとか、生地も色も柄もたくさんありすぎて考えるのにすごーく時間がかかりました、、笑
私、色彩検定とカラーコーディネーターの資格を持っていて
「色」がとっても大好きなんです😆💗 pic.twitter.com/b7wzge2rko— スナック❤️結楽YURAKU (@YURAKU5432) February 11, 2020
測色も苦手だなー。
色彩心理は面白いけど因子分析で地球の裏側へ意識が飛んだ(笑)#色彩検定 #1級 pic.twitter.com/TniaQCCGJO— ぐぐねこ (@syusakaki) February 6, 2020
文部科学省後援 色彩検定(色彩検定)の概要
色彩検定とは色に関する幅広い知識や技能をという技能検定です。ここではその概要について、オンラインで学べる動画で、『色彩検定』とはどんなものかを紹介します。
受験資格
一切制限はありません。年齢、性別、学歴に関係なく「どなたでも受験可能」です。
受験の申し込み方法
色彩検定の申し込みは「WEB」「郵送」「書店」の3通りの方法で可能です。
「WEB」で申し込む場合
①お申込みの注意をよく読み、必要事項を入力する。
②検定料金決済(クレジットカード決済かコンビニオンライン決済)の手続きをする。
③受付番号等、お申込み情報の確認メールが届く。
「郵送」で申し込む場合
①願書(事前に資料請求で入手・郵便局には置いていません)に必要事項を記入する。
②郵便局の窓口へ行き、願書と検定料を現金書留にて色彩検定協会へ郵送する。※協会への直接持参も可
〒532-0003 大阪市淀川区宮原3-4-30 ニッセイ新大阪ビル16F
公益社団法人 色彩検定協会
TEL:06-6397-0203
「書店」で申し込む場合
①書店に検定料を支払い、領収書・願書・専用封筒を受け取る。
②願書に必要事項を記入し、領収書(協会送付用)と願書を専用封筒にて協会へ送る。
色彩検定の試験日と試験内容
2022年夏季
申込み期間 | 2022年4月1日(金)~ 5月23日(月) 書店:2022年5月19日(木)まで |
試験日 | 【3級・2級・ UC級】2022年6月26日(日) |
2022年冬季
申込み期間 | 2022年8月8日(月)~ 10月11日(火) 書店:2022年10月6日(木)まで |
試験日 | 【3級・2級・1級・ UC級】2022年11月13日(日) 【1級2次】2022年12月18日(日) |
検定内容(試験方式と検定料)
3級 | 2級 | 1級 | UC級 | |
---|---|---|---|---|
実施時期 | 夏期(6月) 冬期(11月) | 夏期(6月) 冬期(11月) | 冬期のみ 1次試験(11月) 2次試験(12月) | 夏期(6月) 冬期(11月) |
試験方式 | マークシート方式 | マークシート方式(一部記述式) | 1次:マークシート方式(一部記述式) 2次:記述方式(一部実技) | マークシート方式(一部記述式) |
検定料 | 7,000円 | 10,000円 | 15,000円※1次免除者も同じ | 6,000円 |
試験時間 | 60分 | 70分 | 1次:80分 2次:90分 | 60分 |
程度と内容 | 光と色、色の分類と三属性、色彩心理、色彩調和、色彩効果、ファッション、インテリア、など。以上のような色彩に関する基本的な事柄を理解している。 | 照明、色名、表色系、配色技能、配色イメージ、ビジュアルデザイン、ファッション、プロダクト、インテリア、エクステリアなど。3級の内容に加え、以上のような基本的な事柄を理解し、技能を持っている。 | 色彩と文化、色彩調和論、色の知覚、ファッションビジネス、プロダクトデザイン、インテリアカラーコディネーション、環境色彩、ユニバーサルデザインなど。2級と3級の内容に加え、以上のような事柄を十分に理解し、技能を持っている。 | 色が見えるしくみ、ユニバーサルデザイン、色覚多様性、高齢者の見え方など。配色における注意点や改善方法を理解している。 |
受検資格 | 制限はありません。どなたでも、何級からでも受検できます。 | 制限はありません。どなたでも、何級からでも受検できます。 | 制限はありません。どなたでも、何級からでも受検できます。 | 制限はありません。どなたでも、何級からでも受検できます。 |
色彩検定の合格点(合格基準点)
資格の合格点は級ごと、年度ごとによって多少異なります。そこで最長過去5年分の合格率と、最新の合格点をまとめました。各級の合格基準は下記を目安に参照ください。
UC級の合格点(合格基準点)
満点の70%前後。問題の難易度により多少変動。
UC級の最新合格点
実施日:2020年11月8日
合格点:150点/満点200点
実施年 | 志願者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2021年 | 4,901 | – | 89.7% |
2020年 | 2,226 | 1,943 | 87.3% |
2019年 | 2,900 | 2,569 | 88.6% |
2018年 | 1,650 | 1,518 | 92.0% |
1級の合格点(合格基準点)
満点の70%前後。問題の難易度により多少変動。
1級【2次】の最新合格点
実施日:2020年11月8日
合格点:140点/満点200点
実施年 | 志願者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2021年 | 2,302 | – | 52.7% |
2020年 | 1,426 | 642 | 45.0% |
2019年 | 1,651 | 738 | 44.7% |
2018年 | 1,656 | 710 | 42.9% |
2017年 | 1,689 | 601 | 35.6% |
2016年 | 1,803 | 537 | 29.8% |
2015年 | 1,835 | 510 | 31.9% |
2級の合格点(合格基準点)
満点の70%前後。問題の難易度により多少変動。
2級の最新合格点
実施日:2020年11月8日
合格点:144点/満点200点
実施年 | 志願者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2021年 | 18,886 | – | 77.9% |
2020年 | 9,466 | 7,345 | 77.6% |
2019年 | 12,666 | 8,537 | 67.4% |
2018年 | 11,631 | 7,839 | 67.4% |
2017年 | 11,182 | 7,257 | 64.9% |
2016年 | 12,161 | 6,993 | 62.8% |
2015年 | 12,270 | 7,435 | 66.2% |
3級の合格点(合格基準点)
満点の70%前後。問題の難易度により多少変動。
3級の最新合格点
実施日:2020年11月8日
合格点:140点/満点200点
実施年 | 応募者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2021年 | 33,278 | – | 76.8% |
2020年 | 22,498 | 17,166 | 76.3% |
2019年 | 27,051 | 20,216 | 74.4% |
2018年 | 26,056 | 19,516 | 74.9% |
2017年 | 25,227 | 18,567 | 73.6% |
2016年 | 27,292 | 19,152 | 70.2% |
2015年 | 26,185 | 18,386 | 70.2% |
2014年 | 27,457 | 19,218 | 70% |
受検地一覧
受検者の希望エリアにもとづいた公開会場で受検していただきます。公開会場は北海道から沖縄までの全国に設置しています。
※受検会場の詳細は、お申込み後、受検票に記載してお知らせいたします。 (受検会場についてのよくある質問はこちら)
※1級2次試験の受検地は札幌市・仙台市・東京23区・金沢市・名古屋市・大阪市・広島市・福岡市の8エリアになります。
北海道エリア | 札幌市 釧路市 帯広市 |
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東北エリア | 八戸市 盛岡市 仙台市 秋田市 山形市 郡山市 |
関東エリア | 水戸市 土浦市 宇都宮市 高崎市 上尾市 千葉市 東京23区 横浜市 |
甲信越エリア | 新潟市 甲府市 長野市 松本市 |
北陸エリア | 富山市 金沢市 福井市 |
東海エリア | 岐阜市 静岡市 浜松市 名古屋市 四日市市 |
近畿エリア | 大津市 京都市 大阪市 神戸市 奈良市 和歌山市 |
中国エリア | 鳥取市 松江市 岡山市 広島市 周南市 下関市 |
四国エリア | 徳島市 高松市 松山市 高知市 |
九州エリア | 福岡市 北九州市 佐賀市 長崎市 大分市 宮崎市 熊本市 鹿児島市 |
沖縄エリア | 那覇市 |
文部科学省後援 色彩検定(色彩検定)の書籍・参考書
『色彩検定の学科試験勉強用のテキスト・問題集ってあるの?』と悩んでいませんか?こちらでは、色彩検定の学科試験を独学で勉強している方に向けて、おすすめのテキストや問題集をご紹介します。是非参考にしてみてくださいね。
A・F・T色彩検定公式テキスト3級編
A・F・T色彩検定公式テキスト3級編 こちらの本は色彩検定の公式のテキストです。難易度が一番低い3級のものですが、「色」の基礎をしっかりと学ぶことが出来ます。また内容は図や写真が多く掲載されており、そちらを参考にしつつテキストを読むため分かりやすい内容となっています。また、試験の内容にも沿っているので3級に関してはこちらの本だけでも十分学習できるでしょう。
A・F・T色彩検定公式テキスト2級編
公式から出ている2級のテキストです。こちらに記載されているキーワードや文章、図・写真などがそのまま試験に出ることもあるのでこのテキストは受験者にとっては必須となるでしょう。また、内容としては3級のテキストと同様に図が多く、色彩に特化しているために分かりやすくなっています。こちらと過去問題集を併用することで試験に強く出ることができるでしょう。
A・F・T色彩検定公式テキスト1級編
こちらは色彩検定の公式テキストで1級レベルのものになります。2級3級のテキストと比較しても専門的な内容になっており、実践的な内容が多く含まれています。また、色彩自体を学ぶことも当然ですが、1級の試験内容では色彩文化の歴史や色彩調和論なども出題されるため、より幅広い知識を得ることになります。またこれまでのテキスト同様にこのテキスト内から全く同じ図・写真が出題されるために受験者には必須の1冊となるでしょう。